まぁ坊の気ままな旅日記

ご訪問 ありがとうございます。<(_ _)>

軽キャンからピコ、マッシュに乗り換です。
節約旅行で各地の名産物を買ったりして
楽しんでいます。
宜しくお願いします(^_^)/

新妻の秘密

昭和から平成になって間もない頃のお話です
彼は大手販売店の営業マン 


やり手の営業マンではないが、それなりに仕事はこなしていた
誰にでも好かれる優しいマスクの男である
彼には会社に気が合う一人の親友がいる
その親友が突然彼に見合いの話を持ちかける
お相手は親友の親しく付き合っているアメリカの富豪の御曹司の従妹
白人の女性である 


彼女は両親の反対を説き伏せて3年の約束で来日
あるサークルで彼を見つけて一目ぼれしたようです
親との約束の期限が迫っている中で
彼女は彼との結婚目論んでいたようです


親友に唐突な話を聞かされた彼は親友に言い返します
俺には彼女食べさせるだけの甲斐性は無い断ってくれ
きっぱり彼は親友に言います
親友も彼の意思は固いと踏んで縁談の話は諦めます


両親と同居の彼も今年で40歳です
嫁いでいる姉も心配です 
そんな事があった後 彼の高校の同窓会があります
勿論彼は出席です 


久しぶりの再会にはしゃぐクラスメート達
その中で独身グループ同士話が弾みます
楽しいクラス会の後カップル誕生です
彼は婚約です 相手の女性の両親が強く勧めたらしいです
二人はめでたくゴールイン


彼は決断します 
彼女とのマイホームを作る
彼は知り合いの工務店の社長に頼み面倒な手続きとか会社に任せます
当時は公的機関が個人のマイホーム融資手がけていました
難しい審査も合格です
新興住宅地にいよいよ彼らのマイホーム
夢は実現するかに見えました


人生上手く行かないものです
彼が会社から帰宅すると妻が飲んでふて寝しています
彼が軽く注意すると凄いけんまくで怒り出します
最近はなぜかギクシャクしていた2人です


彼は切れました
妻を無理やり押さえつけ 馬乗りです
拳で叩きます 泣きわめく妻 地獄の修羅場です
次の朝妻は家から消えました


翌日妻は会社の同僚に連れられて銀行の融資窓口に現れて
離婚する意思とマイホームに自分は無関係と意思表示
 二人でそのまま消えたそうです
銀行から直ぐ工務店に連絡が行きます


彼は離婚に同意しました
マイホームの融資は取り下げました
しかし彼にも世間体があります
彼は新たな計画を立てます


建物の規模を縮小して小さな平屋に変更
別の銀行で再申し込みです
身元も仕事もしっかりしているので審査は合格
彼のマイホームは完成です


逃げた妻には付き合っていた女性が居たそうです
妻の両親が心配して無理やり結婚勧めたらしいです
彼女がお酒に溺れた謎が解けました
彼女は好きな相手と幸せに暮しているそうです



彼も独身独り暮らし
エンジョイしています
彼のお父さんも息抜きに息子の家に来てたらしいです。


×

非ログインユーザーとして返信する