母を見送るように今年も我が家のミニ薔薇園、綺麗に咲きました。
今年は知恵との永久の別れで心に大きな穴が開きっぱなしでした・・・・
コロナの追い討ちに母の介護、母の最期の夏、最後の退院の日
車で出向かいに行きました。車いすで妻が母を連れてきました。
二人で母を車内に移動します。
痛い痛いと母が僕達に訴えます。
母さん、ごめんねと謝りながら母を無事車内に座らせます。
妻が会計で病院戻りました。
車内で母が僕に「母さんすっかり呆けてしまったよ」僕に訴えます。
運転席にあるペットボトルのお茶が飲みたいと母が言うので
お茶を渡すと母は、お茶を飲むことが出来なくなっていました・・・・
服を汚したまま寝てしまった母、
妻が帰って来て母を自宅に送ります。
その夜、母は妻に、「先生に死ねと言われたと」言います。
妻は母に「そんな事先生言わないよ」妻が母をなだめます。
母は先生が妻に「好きなものを食べさせてくださいとね」
と言われたのを聞いていたようです。
それから母は深い眠りにつきました。弟のおじさんが来ても起きませんでした。
ある朝、母の出血が止まらず救急車。
それから一週間後、母は帰らぬ人となりました。
死ぬ間際に妻が母の耳元で「至らない介護でごめんなさいと」言うと
母は涙を流して笑顔で旅立ちました。
お葬式の母の写真は現役時代の若い写真で見送りです。
葬儀で写真と母を見た住職さんを一瞬ドキッとさせたようです(^_^;)
忙しい毎日で満足に手入れも出来なかったミニ薔薇園の花たち
美しく咲いて母を見送ってくれました。
ビッケも最後まで母に付き添って母を励ましてくれました。
ありがとう母さん。